ミッチェれば

役者・池田三千世な生活について。

終演

こんばんは。
非常に寒いです。

体がものすごい勢いで冬の準備を始めています。
冬眠しないし。
やめてくれや。

さて、先週舞台公演が無事終演いたしました。

演劇ユニットパラレロニズム 第六回公演 『ソープオペラ』

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今回はダブルキャストだったので、出番は4回と少なめだったのですが、超密度の濃い公演でした。
今までの私とは確実に違う何かが流れていたように思います。

一緒に演じられた仲間にも本当に恵まれていました。

ソープオペラは5組の夫婦の葛藤や再生、それぞれの愛のあり方を描いたお話で、私ももれなく人妻役。

周りの友人がどんどん結婚していく中、それでも私にとってはとても遠いものだった夫婦という存在について考えさせられた3か月でした。
人生を一緒に生きていくたった一人を見つけるってとんでもない事だよな。と。
舞台上という限定された空間の中でしたが、私は確かに役としてそのとんでもない事を経験していたんだと。

おかげで今は喪失感と寂しさが凄いです(笑)

今朝そんな気持ちのままぼんやりとニュースを見ていたら、故高倉健さんの言葉が紹介されていました。

『魂が龍もってしまう、密度の濃い時問を過ごした撮影ほど、

クランクアップが近づくにつれて、心のバランスが崩れる。

自分でも何だかわからないうちに、どんどん不機嫌になっていく。

どうしようもなく、寂しくなる。

肉体的にはきついのに、まだまだ撮影を続けていたい。

もっともっと旅を続けていたいと思う。
だが、俳優の旅には、必ず終わりがくる.

残酷な生業だ.

終わりがわかっているのだから.

人と出会って好きになればなるほど、離れ難い

別れがあるのがわかっていて、

また新たな旅に出なければならないのが俳優と言えるから、

業の深い生業だと思う。

生業の深い意味は知らないが、生きるため……何だか哀しい響きに聴こえる。

二度と泣いたりするもんか。

今度は、鼻歌で終わってやるぞと、そんな仕事をしたいと思う

早く、こんな生業を投げ捨てて、穏やかな自然の中で安らかに静かに暮らしたいと。

ああ―、夢だよね。

だけど、一生懸命、命を燃やしていると   、

人と人との優しさ〝幸せ〟が味わえるのかもしれないね。滅多にないけど。』

あまりにもタイムリーだったのでドキッとしてしまいましたが、なんだか安心しというかなんというか。

水原夫妻と椎名夫妻

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パラレロお馴染みの組み合わせ。
いつも私を助けてくれる大好きなしげ。
六回公演中3回目の親友役。

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そして私の夫役。
今回笑いに関して全て任せっきりだったので、すごく楽に演じられました。

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私の杏子。
女社長。
この人は幸せな人だった。

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いやぁとにかく楽しかった!!楽しかった――!
次回公演が待ち遠しい。

ご来場頂いた皆様ありがとうございました。


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次は6月に会おうぞ。