【映画】男だけの空気感【キサラギ・南極料理人・紙の月】

今週観た映画感想②　－邦画編ー


【紙の月】

銀行勤めの平凡な主婦が起こした多額の横領事件を描いた物語。

好きか嫌いか明言できない。
というか分からない。
うおぉ・・・あぁぁ・・・てなる映画。
宮澤りえさんは破滅に向かう役はやっぱり似合う。
地味な主婦なのに、目だけはやたらとギラギラしてて妖しくて、絶対何かやらかすぞという予感が(笑)
それとは対照的な小林聡美の無機質さも最高。
淡泊なんだけど何かある。そんな目。
池松君は濡れた子犬みたいな目。
すごいイケメンではないけど、女を惑わせる変な色気のある目だよ。

最近、自分の芝居で見るという事をすごく意識しているせいか、瞳にばかり注目がいってますね。

鑑賞後主人公ばりに走ってみたくなる。そんな映画です。


【キサラギ】

１年前に亡くなったアイドルを偲ぶために集まったファンの男たち。なぜ彼女は死んだのか・・・その真相を推理し始める。

好き。

舞台で観たい、舞台で観たい、と思いながら観てました。
香川照之がいい意味で気持ち悪くていい。

自分が男だったら演ってみたい。
いいなぁ。いいなぁ。


【南極料理人】

南極に赴任した男達の共同生活を描く。主に食事。

好き！

特にドラマチックな事とかない。
ただ淡々とむさくるしい男所帯を描いているだけなんだけど、なーんかこういう雰囲気好きなんだよなー。
男臭さレベルが全然違うんだけど、かもめ食堂も大好き。
流れる時間の単調さというか。
日々を丁寧に生きるというか。
それに私は大変癒されるんです。

ちなみに作中で一番好きな食事メニューは、
あつあつの豚汁と大きく握ったおにぎり。
その日の夜食はその瞬間に決定です。
どんな豪華なフレンチにも勝ります。
いいか！絶対に深夜に観るんじゃない！！


うん、キサラギしかり、南極料理人しかり、
男だけの人間関係の空気感って永遠の憧れだなー。
絶対に手に入らない、ないものねだりなんでしょうが(笑)